使用済み自動車 二輪バッテリーの廃棄
自動車 二輪のバッテリーは販売店に引き取りリサイクルが義務づけられており、カーショップやディーラーまたはロードサービス会社を呼んでバッテリー交換を行ってもらう場合は、交換済バッテリーは業者が持ち帰り処分(リサイクル)を行うので特に気にする必要はありませんが、リサイクルルートから外れて自分で保管していた購入先の分からない未使用の古いバッテリーを捨てる場合は気軽に一般ごみや資源ごみとしては捨てられません。
自動車や二輪のバッテリーとして使用されている鉛蓄電池は、バッテリー内部に電解液に希硫酸、電極に鉛を使用しており勝手に廃棄し内部電解液や鉛が外部に漏れますと環境に悪影響を与えてしまいます。この状況に関して、環境省から平成17年3月30日”使用済鉛蓄電池の適正処理について”の通達が出され技術指針として鉛蓄電池の引き取り、保管場所、保管方法、収集運搬、解体方法などが示されています。
希硫酸:バッテリーの電解液の主な成分として使われています。消耗したバッテリーはこの希硫酸が薄まっているわけでは無く硫酸を薄めている水が蒸発しているだけで硫酸成分は残ったままですので使用済バッテリーは取扱いに注意が必要です。